理研製鋼|総合ドリルカタログ
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RVTiALNシリ50S12コストをあげることなくWマージンの加工を可能にしました。Wマージンは、ヒール側のマージンで切り刃の蛇行をふせぐため、穴精度の向上に役立ちます。チゼル部の歩行現象を抑制できるので求心性を妨げず外周摩耗も抑制でき寿命UPにつながります。また、突き抜け時の異常欠損の防止の効果もあります。 ■ RV-50S(スタブ) ■ RV-50ヒール側マージン ●Wマージンは4点で追従するので  非常に求心性が高くなります。 先端のねじれは標準並みとし、溝後端部に向かってねじれ角を弱くすることにより充分なねじれ剛性を確保。一般的な材料向けにも対応できるようになりました。また、大きなウェブテーパを施しても溝幅が狭くならず、切り粉の排出性を損なわずに剛性をUPしています。 高硬度材・高能率加工に必要不可欠なコーティングにTiALNコーティングを採用しました。他のものに比べて耐熱性に優れているので、被削材形状、機械の構造等により十分な切削油供給ができない場合にも比較的安定した性能を維持できます。 ■ 弱ねじれ ■ 漸減ねじれ ねじれ角(小) ●一般的な高硬度材用ドリル △先端部 ねじれ角(通常) △後端部 ねじれ角(小) ●先端部を28°に、後端部を25°にすることで  ねじれ剛性を向上させています。 ズWマージン漸減ねじれドリル 高硬度材(金型、HRC50迄)にも一般材料にも対応。 「ハイスでは持たない」、「超硬では欠ける、折れやすい、価格が高い」といった問題に対処でき、かつ、通常材においても高能率加工が可能なドリルを開発しました。2.Wマージンの採用。 1.ねじれ角漸減みぞを採用。 3.TiALNコーティング採用。

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